
こんにちは。
2025年の元旦からACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)に興味を持ったので、1ミリも知らない状態から考察をしていくブログを書いていこうと思います。
ACTを学習していく中で、心理療法において基本となるスキル「傾聴」の過程が、そのまま脱フュージョンにつながるのではないかという仮説を持ちました。
脱フュージョンとは、簡単に言えば「思い込みにとらわれている思考を客観的に観察する思考」のことを言います。
傾聴のプロセスを通じて、実は知らず知らずのうちにクライアントが「観察する思考」の状態になっているのではないでしょうか。
というのも治療家がクライアントの言葉を反芻すると、クライアントが治療家にフュージョンしているクライアント自身を投影するのではないでしょうか。
もし傾聴の過程で脱フュージョンが成功したら、クライアントが「有益でない思考」を手放すっきっかけとなり、
結果として、悩みの解決策が導き出される。といった効能が得られるのではと思います。
ACTが「多くの西洋心理学が基本としている法則を覆す」(よくわかるACT 6頁)とされている一方で、こうしたクライアントの治療過程において、関連する事柄もあるのではないでしょうか。