セッションがうまくなるブログ

セッションに絶対的に正しい道筋はあるのか?

今回は、「一つのセッションを完了するときに絶対的に正しい道筋はあるのか?」
という命題について、私なりの答えをお伝えしたいと思います。

先に答えを言ってしまうと、「ノー」になります。
なぜなら同じ真実でも、ヒーラーによって見ている観点が違うからです。

同じクライアントさんの、同じテーマであったとしても、
あるヒーラーさんは「まずは浮遊霊を光に上げる」という切り口だったり、
またあるヒーラーさんは「クライアントさんが抱いている恐れの感情を解放しよう」という切り口だったり、
またあるヒーラーさんは「憤りの感情を先に解放しよう」という切り口から始めたりと、

それぞれのヒーラーさんが視ている真実の観点の違いから、自然と切り口も違ってきます。

それはちょうど登山をするときに、同じ頂上を目指すにしても、アプローチをする道筋がいくつもあることと似ています。
同じ山でも、ある人は北側のルートから、またある人は南側のルートから、また別の人は、もしかしたらロープウェイで頂上を目指すかもしれません。

それぞれのヒーラーさんの観点からみて、ベストな道筋を導き出し、答えにたどり着いていきます。

もちろんその中でもよりスマートで、より深い癒しが起こる「最適解」はあるかもしれません。
でも、どの道筋も決して「間違い」というわけでもありません。

とは言っても、ヒーラーも人間ですから「私の掘り下げは合っているのか、間違っているのか」気になってしまう事もあるかもしれません。

しかし「セッションの方向性が正しいか、正しくないか」にとらわれてしまったら、そこから一歩も動くことはできません。

大切なことは「自分自身が受け取ったインスピレーションを信頼して、前に進んでいくこと」です。

そしてもし道に迷ってしまったら、セッションの本筋に戻ってくればよいのです。その本質に戻るヒントとなるのが、基礎セミナーで紹介している「掘り下げの8つのショートカット」です。

以上で書いている考えも、真実を「僕から見た一つの観点」にしかすぎません。

またある人の観点から見たら、「そんなのは全く違う」という感想を抱くこともあるかもしれません。

それぞれ個人個人が自分なりの感想を持つということがまさしく「個である」という事ですから。