今日は若干、応用編なお話です。
セッションをさせていただくクライアントさんは、多くの場合、問題を抱えていて、
その状況に対して落ち込んでいたりと、ネガティブな感情を抱いていて、その感情に対するアプローチをするというセッションが多いと思います。
しかし一方で、ネガティブな感情なくセッションに来られるクライアントさんもいらっしゃいます。
事例としては、「クライアントさん本人はやる気もあるし、前向きに行動しているけど、なぜか願望が叶わない」
といった場合などが考えられます。
こういった事例の場合のアプローチとしては、少なくとも今現在、クライアントさんの顕在意識ではネガティブに感じる感情がないので、すぐにはそのネガティブな感情へのアプローチという手順にならないことが多いです。
クライアントさん本人はやる気があっても、願望が現実化されないときの原因とアプローチとして考えられるのは、
・潜在意識が「叶ったら困る」と思っているので、いわゆる「掘り上げ」と呼ばれる願望実現のワークが必要。
・ハイヤーセルフがやる気になっていないので、ハイヤーセルフと対話する。
・そもそも行動のベクトルが間違っているので、修正するアドバイスをする。
などが考えられます。(もちろん、これが全てではないので、上記にないアプローチが必要なこともあります。)
一つ目の場合は、願望が全て叶って起こる困ること、最悪なことを質問しましょう。
二つ目は、ハイヤーセルフのやりたいこと(ディバインなど)に沿った形で叶えられるように、ハイヤーセルフと交渉したり、その過程で、感覚感情の呼び覚ましや思考パターンの書き換えを行います。
三つ目の場合は、思考パターンの書き換えなどよりもむしろ、口頭でのアドバイスのみになることも少なくありません。
このようにして、クライアントさんに今最も効果的なアプローチを導き出していくことで、効果の高いセッションを短時間ですることができます。
クライアントさんにとって最もベストなアプローチが分かるためには、
ヒーラー側が「先入観なく、創造主に何をするのがベストか尋ねることができている」「経験によって複数の掘り下げ法の引き出しを持っている」とよいでしょう。
これらのことは、セッションの回数を重ねることで身についていくので、まずはたくさんのセッションの回数を重ねていきましょう!